怒った季節

最近怒ったことは?

最近、怒っていますか?

怒るという感情は、ネガティブで攻撃的なものとされていますね。
そのため、怒ること自体が悪いと思われているようです。

しかし、「本当に怒る」ことは悪いことなのでしょうか。

先日のニュースで見た、
パレスチナ国連大使が、拳を振り上げて机を叩き、
涙ながらに訴えた言葉に、ショックを受けた人は多いと思います。

未だ終結しない紛争に、徴収された兵士をはじめ、
ただ普通の生活を送りたいと考えている一般市民が
巻き込まれています。

紛争には、それぞれの立場における正義があり主張があるので、
どちらが正しい、どちらが悪いと
はっきりと断言できないケースが多々あります。

幸いなことに、今紛争が起こっていなくても、
武器が与えられれば、たちまちクーデターが発生するのではないか、
とヒヤヒヤせざるを得ない国や地域も、いくつか存在します。

みんな、根本的には争いたくないはずなのです。

これは、長い歴史の中で、
その人たちが「正しく怒ることができなかった」ことの
結果なのだと思っています。

喧嘩の仲裁に第三者が入り、
双方が納得することをサポートする解決法ならよかったのですが、
「納得させられる」仲裁だったから、
紛争が続いているのだと思います。