テレビやニュースサイトで、
気温と食べたくなるものの表を見たことがある
という方は、多いのではないでしょうか。
ここ最近で見かけるのは、
「25℃を超えるとアイスクリームが売れ始め、
32℃を超えるとかき氷が売れるようになる。」
というものです。
この気温が上がる季節に食べたくなるものを昇温商品といい、
気温が下がる季節に食べたくなるものを降温商品といいます。
こうした商品の傾向を取り入れることを、
ウェザーマーチャンダイジング・天候を考慮した商品戦略といい、
季節商品コーナーは、その最たる例といえます。
アイスクリームもかき氷も、冷たくて甘いスイーツですが、
気温によって求めるものが違うということには、
きちんとした理由がありました。
これは、人間の基礎代謝による生理的欲求によるものだと言われています。
外気温が上昇すると、基礎代謝が下がり、
高カロリーなものを消化する能力が低下します。
そのため、高カロリー・高脂肪のアイスクリームよりも、
低カロリー・低脂肪のかき氷の方が、身体の負担は軽くなるというわけです。
ちなみに、亜熱帯地域では、
冷やす食べ物だけでなく、温める食べ物も食べるそうです。
基礎代謝を落とさない知恵ですね。